小窓にウッドブラインドを付けてみたら

部屋の明かり取りや換気の機能を持つ小窓。外から見られないように、カーテンなどを付けようか悩むところですよね。

しかし、カーテンやロールスクリーンだと光の調節がしにくいのが難点です。カーテンを開けたら外から見えてしまいます。また、カーテンを閉めてしまえばせっかくの明かり取りの窓に、光が入りにくくなります。

調光がしやすく、部屋のインテリアにもなるウッドブラインドを付けてみると、どうなるか?

今回、Re:Homeスタッフの梅澤が一軒家のリビングにある小窓にウッドブラインドを設置してみました。

小窓に何を付けよう?

小窓は、文字通り小さな窓のことです。小窓があることで、部屋に日差しが入ってきて明るくなったり、窓を開けることで換気ができたりします。

しかし、掃き出し窓や腰窓と違って、カーテンを付けようにも、この小さな空間にカーテンレールを付けるのはちょっと面倒です。

小窓がある家も多いと思いますが、窓まわりのアイテムをつけないままという方も多いのではないでしょうか。でも、やはり「外から見えたら心配」という不安もありますよね。

小窓に何もつけないまま15年以上

筆者は、築15年ほどになる戸建ての住宅に住んでいます。当初は新築だったので、掃き出し窓には木製のカーテンレールを設置するなど、こだわりました。しかし、小窓だけは15年間、何もつけずにいました。

小窓から見えている?プライバシーが気になる…けれど

この小窓は自宅の庭と隣家に面しているのですが、人や車が通る道路からは見えないので、すぐになんとかしないといけないわけでもなかったのです。

実際、何か適当な窓まわりアイテムを下手に付けても微妙かもしれないなと思っていました。

小窓に何かを付けるとすると、カフェカーテンが一般的かもしれません。しかし、つっぱり棒を設置してカフェカーテンを付けても、どこか安っぽくなってしまうのと、光の調節がしにくいだろうなという気がしました。

小窓にカーテンを付ける場合

もし、小窓にカーテンを付けてみるとどうなるのか?

カフェカーテンが最も手っ取り早い方法でしょう。つっぱり棒を100円ショップやホームセンターなどで買ってきて、カフェカーテン用の布地を取り付けます。

手っ取り早さよりも長く使えるいいものをつけたい

自宅のトイレにはカフェカーテンを付けてきましたが、どこか安っぽい感じになってしまうのがネックでした。せっかく付けるなら、「手っ取り早く」ではなく、「長く使えるいいもの」を選んで部屋の雰囲気をよくしたいです。

プライバシー保護と光の調節の兼ね合いが難しい

カーテンやをロールスクリーンを付けるとすると、プライバシー保護と光の調節の2つを同時にかなえるのは難しいところです。

生地を開いてしまえば、外から見えてしまいますし、閉じれば光が取りこみにくくなります。

せっかく、小窓で光を取り込んでいるので、基本的には可能な限り光を入れつつ、外から見えないようにしたいです。

そんなわけで小窓に何もつけないまま10年以上が経っていました。本当は「何かを付けたい」「外から見られないようにしたい」とは思いつつ、いい策が見当たりませんでした。

ウッドブラインドはどうか?

カーテンでもロールスクリーンでもなく、「ウッドブラインドに小窓はどうだろう?」という案が浮上しました。

ウッドブラインドという選択肢はなかなか思い浮かばなかったのですが、猫を飼っている家にはウッドブラインドがいいということを聞いていました。

我が家には、いたずらが大好きなわんぱく猫が2匹います。

リビングの大きな掃き出し窓2つにはカーテンがかかっていますが、レース生地は傷だらけ。何とかしたいものですが、方法が浮かびませんでした。

お客様の実例でも、私と同じように猫と住んでいるお宅で「ウッドブラインドにしてよかった」というお声を複数いただいています。

ロールスクリーンにしても同じように布地なので、傷つけられるかもしれません。アルミブラインドは、猫を傷つけてしまうかもしれません。

ウッドブラインドなら、猫を傷つけず、そのすべすべとした表面が猫にも傷つけられなさそうだなと思いました。

ウッドブラインドの色はどれにする?

ウッドブラインドにしようと決めても、「色をどれにしたらいいのか」という悩みがまた出てきます。どんなふうに選んだらいいのでしょうか。

部屋のカラーに合わせるのがおすすめ

Re:Homeのウッドブラインド担当スタッフに聞いてみたところ、部屋のカラーに合わせるのがいいとのこと。

お部屋の印象をつくり、居心地や気分にもかかわってくる重要な色選びですが、実はとってもシンプル。お部屋のベース、アソート、アクセントの3つのカラーを考えるといいようです。

ベース、アソート、アクセントのカラーは?

お部屋のカラーは、ベース、アソート、アクセントの3つのカラーに分けられます。

ベースは床や壁紙といった最も面積を占めるものです。アソートカラーは、次に部屋の比重が高いもの。すでにある窓まわりアイテムのカーテンなどに合わせます。アクセントカラーは、クッションなどの小物です。

ベースカラー
(70%)
・毎日見ても飽きないような部屋の基本となる色。
・床は茶色系、壁・天井は白やアイボリーが一般的。
メインカラー
(25%)
・部屋の雰囲気を決める色。
・カーテン、ソファ、テーブルなど。
・好みの色の濃淡や柄で、もっとも自分らしさが出せる。
アクセントカラー
(5%)
・部屋にメリハリをつける色。
・クッションや小物など。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

なので、この部屋の場合ですと、白い壁紙や床の茶色が多くを占めるので、ベースカラーのホワイトかブラウンにするといいということになります。

おそらく、我が家だけでなく、日本の一般的なお部屋がそうだと思います。実際、Re:Homeのウッドブラインドの人気カラーもホワイトやブラウンが中心になっています。

ホワイト系ウッドブラインド、どれを選べばいい?

ウッドブラインドの色をホワイトにすると決めても、Re:Homeのウッドブラインドのホワイトカラーは、バニラ、ヴィティ、アースグレー、ヘルミ、コイブ、ヴァルコイネン、スムの計7色。

<ホワイトカラーの一覧は こちら 

「え、こんなにたくさんあるのにどうやって選べばいいの?」

白と一言に言っても、白さが際立つオフホワイト、やや黄色っぽいきなり色などいろいろな白がありますよね。

Re:Homeのホワイト系ウッドブラインドでは、白さの微妙な違いと木目のあるものとに分けられます。

最も白いものがヴィティ、その次に白いヴァルコイネン、コイブ、ナチュラルな白のバニラとなります。さらに微妙に茶色がかったスム、ベージュっぽいヴィンテージカラーのヘルミになります。

木目が入っているタイプは、ヴァルコイネン、コイブ、スム、ヘルミです。

こちらの写真は、左からヴァルコイネン、ヘルミ、コイブになります。

スラットを近づいてみると、木目の雰囲気はそれぞれ違った風合いがあります。

我が家の壁紙は、どちらかというとナチュラルなホワイトです。なので、バニラがよさそう。

あくまで好みを選ぶのが一番と思いますが、お部屋になじむことも重要です。せっかく買って取り付けても、ウッドブラインドがお部屋の中で変に浮いてしまわないようにしたいですよね。

ブラウン系ウッドブラインド、どれがいいの?

では、ブラウンカラーのウッドブラインドにした場合はどうでしょうか。こちらもたくさんあります。

ヴィンテージブラウン、ミディアムブラウン、ビターブラウン、ダークブラウン、ターミ、カルフの6色。 <ブラウンカラーウッドブラインドの一覧は こちら 

「6色もあるのに、どうやって選べばいいの?」ブラウン系も悩みます。

こちらは、実際に取り付ける窓枠の色に合わせます。ビターブラウンがよさそうです。実際に取り付けてみると、ミディアムブラウンもよかったかなとも思いました。

カラーのサンプルもありますので、実際に取り付ける前には、取り寄せてみてご自宅のお部屋で色合わせをしてみるのもおすすめです。

取り付け方法はどれにすればいい?

取り付け方法の種類

カラーを選んだら、次は設置方法を選びます。ウッドブラインドの取付は、大きく4種類。

穴あけが必要な場合は、

  • 正面付け
  • 天井付け

の2種類。

正面付けに必要な条件は、

  • 下地があること
  • 木枠に取り付ける場合、木枠の幅が2cm以上

下地は基本的にどの家でも、窓枠周辺にあるのがほとんど。壁をたたいて音を確認してみてください。下地があるところは、少し高音に変わります。詳しくはこちら

一方、天井付けに必要な条件は、

  • 奥行きは7㎝以上
  • 木製の窓枠

です。

穴あけが不要な賃貸の場合は、

  • レールタイプ
  • フレームタイプ

です。詳しくはこちらをご覧ください。

我が家は、戸建ての一軒家なので穴を空けても大丈夫。「正面付け」か「天井付け」のどちらかにします。

家によっては、それぞれの条件に合わない場合もあるでしょう。周りに移動が難しい家具などがあれば、正面付けは難しくなります。よくご確認ください。

取り付け方法は好みで選ぼう

正面付けは、窓枠の上に付けるので光漏れを防げます。

天井付けは、窓枠に収まるので、部屋がスッキリします。

ちなみに、正面付けを選ぶ場合は、バニラに。天井付けなら、窓枠に合わせてブラウンカラーのビターブラウンにしてみました。

色選びや取付方法は、お部屋の全体を見て、合うもの・好きなタイプを決めていきましょう。

採寸をしてサイズを入力

さて、色と取付方法が決まったので、今度は採寸していきましょう。

正面付けの測り方

正面付けで測るのは、窓枠の幅と高さです。

窓枠の幅を上の写真のように測ります。メジャーの先をこのように引っかけると測りやすいです。

次に高さを測ります。

目の高さを必ず正面に合わせて、目盛りを読んでください。

正面付けには、窓枠にそのまま取り付ける場合と窓枠の上に取り付ける場合の2種類があります。

 

窓枠に取り付ける場合は、高さは窓枠の高さをそのまま。窓枠の上に取り付ける場合は、高さは、取り付け位置よりお好みの高さを入力します。

天井付けの測り方

天井付けの場合は、窓枠内の幅と高さを測ります。

メジャーの先から測り終わりまで、水平にして目盛りを読みます。

高さを測るときは、このようにメジャーの先端を窓枠内の端にくっつけます。

こちらも目線を目盛りの正面に持ってきて、数字を読みます。

それぞれのサイズをメモしたら、数字をオーダーページに入力して注文します。

電動ドライバー無料レンタルサービスを利用すると、取り付けがしやすくなります。おうちに電動ドライバーがない方はぜひ、ご活用ください。

取り付け

いよいよ取付です。

届いた!設置の準備

ウッドブラインドが家に届いたら、設置の準備をしましょう。プラスのドライバーや脚立、測り、ペン(鉛筆)をご用意ください。安全に作業ができるスペースの確保もしておきましょう。

取り付け 正面付けの場合

正面付けの取り付けは、まずブラインドを取り付ける場所に鉛筆などで印を付けておきます。ブラインドをはめ込むブラケットを仮置きして、簡単に線を引いておけば、どこに取り付けるか当てが付けられます。

鉛筆で印を付けた場所に、ブラケットを設置します。プラスのドライバーでネジを壁に差し込んでいきます。事前にキリなどで、穴を空けておくとネジの入りがスムーズになります。

取り付ける場所の両側にブランケットをはめ込みます。

次にブラインド本体を差し込みます。

片側から入れて、両サイドをしっかり入れます。

パチンと音が鳴るまでしっかりと止めます。

これでブラインド本体を設置できました。

これで、取り付けはほぼ完成ですが、上端のレールや取り付け部分を隠すバランスを取り付けます。バランスの取り付け部品をテーブルや床などに置いて、説明書通りにあるか確認。

作業しやすいようにまとめておきます。

正面付けの場合は、両側面をL字型の金具で取り付けます。

このようになります。

バランスを上端部に取り付けるための金具をどこに付ければいいか、確認します。

レールの内部にある部品がバランスの取り付け金具とぶつからないようにするためです。

レール内部にある部品の場所をあらかじめメジャーで測り、金具を取り付ける場所の当たりを付けておきます。内部の部品の位置は、5㎝と出ましたので、取付金具は端から5㎝以上内側に付けます。

取り付け金具にドライバーでネジを差し込みます。

こちらも事前にキリなどで穴を空けておくと、作業がしやすいです。

これで取付金具がセットできました。

バランスを差し込むと、ナチュラルな雰囲気でお部屋になじみました。

取り付け 天井付けの場合

天井付けの場合は、窓枠内にブラケットを差し込みます。

このように両側を差し込みます。ブラケットは開いた状態で、ブラインド本体を差し込みます。

片側から差し込みます。

「パチン」と音が鳴るまでしっかり止めます。

本体の取り付け完成です。

続いてバランスの取り付けの準備をしましょう。

正面付けのときと同様に、レール部分の中にある金具とバランスの取付金具が当たらないよう、金具の位置をメジャーで測り、取付金具の当たりを付けます。

先ほど出た数字に合わせて、取付金具を置きます。

ドライバーで取付金具とバランスにネジを差し込んでいきます。

取付金具のセットができました。

バランスをこのように取り付けたら、完成です。

部屋の色にも、外の風景にも合う

正面付けの場合は、このように部屋全体になじみました。壁紙だけでなく、テレビ台やソファなど全体的に白が多かったので、違和感がありません。白という色の特性のせいか、空間に広がりを感じます。

天井付けのビターブラウンは、部屋がとてもすっきりします。窓枠とも周りのイスやテーブルなどの家具ともなじみます。

ウッドブラインドを付けてみてわかったのは、庭の景色と合うということ。庭の木々や草とブラインドの天然木となじみ、全体で上質な風景になります。

家にいるのが前より心地よくなったような感じがします。家から見える庭の四季の移り変わりをもっと感じたいなと思いました。

安心できる

夜、部屋の電気を付けていても、ブラインドをしっかり閉じれば、外から見えないので安心して過ごせます。ブラインドがなかったときは、このように外から見えてしまっていました。

ブラインドをしっかり降ろさないと、少し見えてしまいますが、角度を調整することでプライバシー保護が保たれます。

小窓にウッドブラインドを付けると?

小窓に何か付けたいけど、カーテンやロールスクリーンじゃないなと何もつけてきませんでした。しかし、ウッドブラインドを付けたら部屋の雰囲気もよくなり、安心して過ごせるようになりました。

ウッドブラインドなら、プライバシー保護と調光の両方が可能

カーテンやロールスクリーンもいいですが、プライバシー保護と調光の両方の機能が備わっているのがウッドブラインドです。

ウッドブラインドの色選びは、部屋の色に合わせて

ウッドブラインドの色選びは、部屋のベースカラーを中心に選ぶと、部屋になじみやすいです。

小窓にウッドブラインドを取り付ければ、お部屋の雰囲気がよくなり、安心もできる

小窓にウッドブラインドを取り付けると、お部屋の雰囲気が上質になります。また、ブラインドの角度調節により、外から見られにくいので、プライバシー保護にもなり、安心です。

小窓に何か取り付けたいけれど、ずっと取り付けられなかったあなたもぜひ、ウッドブラインドを取り付けてみてはいかがでしょうか?

rehome
この記事を書いた人: rehome
ReHOMEサイト店長の天谷です。当店はカーテンやウッドブラインドなどの窓回り専門店からスタートしま 詳細はこちら

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