リネンカーテンは洗濯で縮むかも!後悔しないための自宅&クリーニングの正しい方法

Linen curtain laundry

天然素材ならではのさらりとした気持ち良い肌ざわり。使っていくうちに涼しげなシャリ感がやわらかく変化する風合い。リネンカーテンならではの魅力はたくさんあります。

長く愛用したいからこそ、日々のお手入れはとても重要!濡れて乾くと「縮む」心配がありますが、たまには水や洗剤で洗濯をして、見えない部分までキレイに洗い流しましょう!

ここでは、

どうやって洗う?
洗ったら縮まない?
しわくちゃにならない?

と不安なあなたへ、リネンカーテンが洗濯で縮むとどうなるかと、正しい洗濯方法をご紹介。自宅とクリーニングの2パターンをお届けします。洗ってから後悔しないように、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

リネンカーテンは洗濯で縮む!

Onell linen white

リネンカーテンは呼吸をする繊維

リネンカーテンは、亜麻(あま)という一年草を使った靭皮繊維の窓まわりアイテム。ペクチンという成分が含まれており、とてもソフトな肌ざわりでチクチクしません。

繊維の中に空気を多く含むリネンは、「天然の湿度計」といわれるほど調湿性が抜群!湿気を吸って膨らんだり、湿気を吐き出して元に戻ったりします。

まるで呼吸をしているかのようですが、実はそれが弱点に。温度・湿度・結露など、まわりの環境や洗濯によってサイズが変わってしまいます。

※参照元:リネン(亜麻)について|日本麻紡績協会(2022年12月時点)

縮むと見た目も機能の効果もダウン

リネンカーテンが元のサイズから縮んでしまうと、以下のように見た目も機能の効果も低下してしまいます。

横幅が短くなった ・窓のサイドが外から隠せていない
・窓のサイドから光や紫外線が入る
・ウェーブ感がなくつっぱっている
・レースカーテンがサイドから見える
丈が短くなった ・床から冷気が入る
・床が日焼けをする
・寸足らずで不恰好
・レースカーテンが下から見える

遮光性・遮熱性・保温性・断熱性など、自然のパワーで発揮していた効果が台なしに。外の光がたくさん差し込むようになり、まぶしかったり日焼けをしやすくなったりします。

閉めると窓辺の見栄えも悪くなり、リネンならではのシワの具合も不恰好に。窓側のレースカーテンが室内からはみ出して見えることもあります。

リネンカーテンは清潔がキープしやすい素材

リネンカーテンの「縮む」という弱点は、水に濡れて目が詰まり強度が増した結果でもあります。ほかにも、清潔を保てる優れた特徴があるので簡単に紹介しますね。

静電気やほこりがつきにくく汚れが落ちやすい

dust静電気が発生しにくいリネンは、天然素材の中でもっともほこりがつきにくく汚れが落ちやすい素材。綿やシルクと比べて吸水速乾性にも優れているので、効率よく洗濯ができます。

一方、ポリエステルなどの化学繊維を使ったカーテンは、静電気が起こりやすい素材。普段からほこりがつきやすく、積み重なって生地が黒ずんでしまったり汚れやすくなったりしてしまいます。

カビが生えにくい

Moldリネンカーテンは、梅雨や夏の湿気・冬の結露などの水分もしっかり吸い取り乾きはスピーディ。雑菌の繁殖を抑えるので、カビが発生しにくくとても衛生的。カーテン・シーツ・バスタオルのように、日常生活の中で長く使うアイテムに最適です。

リネンカーテンを自宅で洗濯してみよう!

Washableでは、ここからは順を追ってリネンカーテンの洗濯の仕方を紹介しますね。

準備するもの

  • 洗いたいカーテン
  • 洗濯ネット
  • 洗濯機
  • 洗剤

洗剤は、漂白剤や蛍光材が入っていない中性洗剤や弱アルカリ性洗剤を。おしゃれ着洗い用のものを使うと、よりキレイな風合いに仕上がります。

主な手順

タグの取り扱い絵表示を確認

washing indicationカーテン生地は、ほかの衣類と同じように「洗濯表示」のタグが付いているのでチェック。以下の3つのマークのいずれかがあるかどうかを確認しましょう。

  • 洗濯機
  • 手洗い
  • ドライクリーニング

カーテンレールからおろしフックも外す

カーテンレールから取り外し、カーテンに付いているフックも外しましょう。繊維に絡まり、生地を傷めてしまう原因です。

じゃばら折りで洗濯ネットに入れる

洗濯後に形を整えやすくするために、まずはカーテンのウェーブに合わせて横向きでじゃばら状に折ります。次に、洗濯ネットの大きさに合わせて小さく折りたたみ、入れましょう。

洗濯ネットは、メッシュが細かいものを。摩擦で生地同士が擦れて傷まないように、カーテンが中で動かない大きさのものを選んでくださいね。

洗濯機に入れてスイッチオン

カーテンを洗濯機に入れ、優しく洗えるコースを選択。メーカーによって呼び名が違っており、向いているのは「ドライコース」「おうちクリーニング」「ソフトコース」などが該当します。

洗濯槽をあまり動かさない「弱水流」で水量をたっぷりと使うことで、生地への痛みを抑制。40℃以下のぬるま湯、または水で洗うのがポイントです。

フックに通す

カーテンを洗濯ネットから取り出し、フックに通します。曲がった状態で通すと、生地が破れるおそれがあるので要注意。ヒダの中央に沿って真っ直ぐに入れると、吊るしたときにキレイなウェーブができます。

カーテンレールで干す

リネンカーテンは、自然乾燥がベスト!長く良い状態を保つために「吊り干し」の方法で乾かしましょう。ある程度塗れている状態なので、水の重みで自然とシワが伸ばされていきます。

両手でカーテンを挟んで軽くたたき、シワを整えるようにカーテンレールへ。水滴が垂れるのが気になったら、あらかじめ下に新聞紙やタオル等を敷いておくと安心です。

リネンカーテンは速乾性に優れているので、夏なら半日程度でカラカラに。熱や紫外線からのストレスがかからないように、直射日光が当たらない場所や涼しい時間帯を選んで干しましょう。

エアコンの除湿モードや扇風機を利用して、部屋の湿気がこもらないように工夫をするとより早く乾きます。乾燥機は、回転による強い摩擦や熱風でシワになったり縮んだりするのでNGです。

手洗いは押し洗い

手洗いをするなら、浴槽や洗面容器に同じく多めの水を張り、ぎゅっぎゅっと押し洗いを。生地をこすったり揉んだりすると、生地を傷めたり縮みやシワの原因になったりと負担がかかってしまいます。

  1. 平らになるように折りたたむ
  2. 洗剤を入れた水の中に入れる
  3. 押し洗い:5分
  4. すすぎ:5分
  5. 脱水:30秒〜1分程度

こちらを目安にして洗うと、乾いたときにシワが少なくなります。

目立つシワには霧吹きかアイロンを

Spray bottleリネンカーテンは、洗濯はもちろん、毎日の開け閉めなどが原因で伸びてシワが増えたり生地がよれたりしていきます。見た目が「変だな」と感じたら、霧吹きで軽く濡らして自然乾燥!生地の重みでシワが減るので、カーテンレールに吊るしたままでOKです。

それでも気になるときは、当て布をしてアイロンがけを。洗濯表示をかならず確認して、生地が傷んだりテカリが出たりしないように気をつけましょう。

リネンカーテンは、独特のシワ感が魅力的。霧吹きやアイロンのしすぎで、ぴんぴんにならないように気をつけてくださいね。

リネンカーテンをクリーニングに出してみよう!

cleaning
  • 時間がない
  • 縮まないか不安
  • 絶対に縮んでほしくない

こんなときはクリーニング屋さんへ!

クリーニングがよいリネンカーテンとは

自宅で洗濯をするより、クリーニングが向いているリネンカーテンは以下の3つです。

カビが発生している

自宅で洗えるリネンカーテンでも、カビが発生しているときはクリーニングへ。カビに1番効くのは漂白剤ですが、リネンカーテンの場合は色むらや生地が傷む原因になってしまいます。

ドライマークが付いている

dryドライマークとは、クリーニング屋さんがどのような洗剤で洗うのかを判断するときに利用する洗濯表示のこと。3種類あり、ほぼ家庭ではできない方法です。

洗濯機や手洗いができるマークがついていれば自宅でも洗濯OKですが、このマークのみの場合は迷わずクリーニングに出しましょう。

水洗い不可のマークが付いている

リネンカーテンには、自宅で手洗いや洗濯できないタイプもあります。無理に自分で洗ってしまうと、高い確率で縮んだり破けたり色が落ちたりしてしまうためです。こちらも迷わずクリーニングへ。

準備するもの

  • 洗いたいカーテン
  • クリーニング費用
  • キャンペーン情報
  • カーテンを入れる袋
  • カーテンの代わりになるもの

クリーニングに出している間は、窓にカーテンがない状態。何かの布やストールなど、代わりになりそうなものを準備しておきましょう。

クリーニング代は、カーテンの種類やサイズにもよりますが、100×180cmの一般的な大きさだと1組で2,500〜4,500円が目安。生地の厚みに比例しており、レース・ドレープ・遮光の順に高くなります。

別途、カビ落としや染み抜きをするときはプラス3,000円くらいが目安。リネンカーテンは、ポリエステルと比べて薄手で軽量。比較的安く済みそうですね!

クリーニング屋さんが実施しているキャンペーン情報も要チェックです。いつも利用しているところから、値引きのハガキやメールは届いていませんか?プロに洗濯をしてもらうクリーニング。必要があれば会員登録もして、お得感MAXで利用しましょう!

主な手順

フックを外して袋に入れる

自宅で洗濯するときと同じように、カーテンレールからおろしてフックを取り外します。じゃばら状に丁寧に折りたたみ、袋に入れましょう。

クリーニングに持って行く

クリーニング屋さんへ持って行き、仕上がりの日を確認して料金の支払いを。日数は5〜10日前後が一般的で、お店によっては朝に預けて夕方に仕上げてくれるところもあります。

カーテンを受け取りに行く

仕上がり日以降、カーテンを受け取りに行きましょう。余裕があれば、その場で中身に間違いがないかをチェック。

フックに通す

自宅についたら、早速フックを通してカーテンレールへ!キレイさっぱりのリネンカーテンで、気持ちよく過ごしてくださいね。

リネンカーテンをキレイに保つ方法

せっかく洗濯をしたのに、すぐにまた汚れてしまうと残念ですよね。素敵な風合いが長く楽しめるように、リネンカーテンをキレイに保つ方法を紹介します。

普段からこまめにお手入れをする

Dust普段から、次のようなことを意識してお手入れを心がけましょう!

  • 表面のホコリをこまめに払う
  • カーテンレールのほこりも落とす
  • 部屋の湿度や冬の結露に注意を払う

カーテンの汚れは「ほこり」が1番の原因。掃除機をかける前や部屋を換気したあとは、生地についたほこりをしっかり払いましょう。

リネンは静電気が起きにくく、元々ほこりがサッと落ちる繊維なのであまり力を入れなくてもOK。ハウスダストや花粉などのアレルゲン物質も一緒に取り除けるので一石二鳥です。

コツは、生地の表面だけじゃなくカーテン上部やカーテンレールのほこりも落とすこと!すそと比べて、毎日の開け閉めや風による揺れなどであまり動かないのでほこりが溜まりやすくなっています。

フラットカーテンなら、上部がすっきり空いているのでほこりが落としやすいですよ。

また、部屋の環境を適切に保つことも重要。昼間は直射日光、夏は太陽からの紫外線や熱気、冬は冷気や結露など。リネンカーテンが吊られている窓辺は、1年中強いダメージを受けています。

洗濯の頻度は年2回ほどにおさめる

洗濯で水洗いをする頻度は、年に1〜2回ほどで十分。

  • ペットの抜け毛やよだれがついている
  • 花粉やハウスダストのアレルギー対策をしたい
  • 水洗いしないと取れない汚れがついてしまった

など、汚れやにおいが気になったらすぐに洗い流したいところですが、回数が多いのNG。洗濯によるダメージで寿命が短くなってしまいます。

洗濯の時期は乾きやすい夏がベスト

洗濯をする時期は、吊るし干しがしやすい夏がベスト!リネンはもともと速乾性に優れていますが、梅雨や冬の湿気にはなかなか勝てません。カビ・嫌なにおい・縮み・変なシワが発生しないように、すぐに乾きやすい環境で洗いましょう。

でも、年末の大掃除のときに気合いを入れて洗濯したい人もいますよね。冬は、カーテンレールに吊るしてエアコンの暖房機能をつけて乾かせばOK。サーキュレーターを風向きの下に置いてカーテンに風が当たるようにするとより早く乾きます。

関連記事:リネンカーテンは伸び縮みであなただけの風合いに!特徴やお手入れ方法まとめ

リホームのリネンカーテンは自宅の洗濯機でOK!

Re:HOMEインテリア通販「Re:HOME(リホーム)」は、2012年9月福井県にて創業。自然を大切にするという北欧の人々の考え方を参考に、機能性を高めつつおしゃれにもこだわったオリジナル商品を自社制作しています。

リネンカーテンは、オーダー遮光カーテンのナチュラルシリーズに3種類と断熱レースカーテンに2種類!どちらも、家庭の洗濯機で丸ごと洗えるウォッシャブルタイプです。

上質なリネン素材を丁寧に縫製

リホームのリネンカーテンは、上質な糸でおられた繊維を最新の超音波カット技術でスタッフが1つずつ丁寧に縫製。安心の国内生産で、検品・梱包にまでしっかり目を配りながらお客さまに直接お届けします。

サイズ1cm単位のオーダーメイド

注文サイズは、1cm単位のオーダーメイド!リネンカーテンが「いずれ縮むから」と想定して、横幅や丈をあえて長めにとってもOK。余裕がありすぎるとほこり・汚れ・シワなどがつきやすくなるので気をつけてくださいね。

商品ラインアップ

オーダー遮光カーテン「ナチュラルシリーズ」

naturalオーダー遮光カーテンの1つである「ナチュラルシリーズ」は、天然素材100%の本格的な風合いが楽しめる採光生地。なかでも「オーネルリネン」は肌ざわりがよくとても丈夫。使い込むほど味わい深くなります。

フィンランド語で「幸運の意」という意味の「Onne」。1日のスタートに窓から幸運が舞い込むことを願って、リホームが名付けました。天然の抗菌防臭効果が期待でき、上品であたたかみのあるナチュラルな雰囲気を演出します。

Colorカラーは全3種類です。

ナチュラルシリーズを見る

断熱レースカーテン「リネンリネン」

linen linenオーダー遮光カーテンとセットで選べる断熱レースカーテンの1つ「リネンリネン」。超断熱・超UVカットタイプで、UVカット率96%の厚手の生地にリネン素材を15%織り込みました。

紫外線をほぼカットしつつ、部屋を明るく快適に。昼も夜も外から見えにくいミラーレースカーテンです。

超断熱・超UVカットタイプを見る

断熱レースカーテン「リネンミックス」

Linen mixUVカット機能つきのリネンミックス。コットンミックスタイプの1つで、リネンとコットンの混合タイプです。

こちらも、ミラーレースなので安心&防犯対策に。優れた通気性や吸湿発散など、天然素材由来のうれしい効果がたっぷりと実感できます。

コットンミックスタイプを見る

リネンカーテンの伸び縮みを理解しておこう

リネンカーテンは、普段からのお手入れと正しい洗濯方法を心がければシワになりにくく清潔感もばっちり!キレイなカーテンが窓辺にあると、明るく気持ちよく過ごせそうですよね。

もし、洗濯で縮むのが不安ならリホームのリネンカーテンをご利用ください。ウォッシャブルタイプの丈夫さが特徴なので、自宅でより手軽にお洗濯ができますよ。

ぜひ、この機会に洗濯方法をマスターして日々の暮らしに役立ててくださいね。

関連記事:カーテンの洗濯方法とその頻度、メンテナンス方法を順番に解説!

rehome
この記事を書いた人: rehome
ReHOMEサイト店長の天谷です。当店はカーテンやウッドブラインドなどの窓回り専門店からスタートしま 詳細はこちら

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